お盆や年末年始は、家族についていろいろと考えさせられるシーズンですね。
今年のお盆、今さらながら気付いたことがありました。
ウチが、いつの間にか「帰省する実家」になってる。
このことに改めて気付いたとき、ああそうだったのか……としみじみしました。
今までは、実家に帰省する立場だったのに。
気付いたら、東京で下宿している長男長女に帰省される立場(言い方がちょっと変)になっていた。
長男が下宿を始めた5年前からこうなってはいたんですが、ようやく今になって現状を再認識した感じです。
面白かったのは、
- 「いつ帰ってくるの? 予定決めて連絡してよね!」としょっちゅう催促。
- 帰ってきた子どもにやたらと食べさせたくなる。
- 帰ってきた子どもに「あれはいらない?」「これはいらない?」「あれは足りてる?」攻撃。
なんていう「帰省あるある」を、まさに自分自身が無意識にやっていたことです。親の考えることは同じなんだなあ。
これでまた子どもが彼女・彼氏でも連れてくるようになるとまた変わるんでしょうけど、それは全く期待できません……。
帰省する実家がなくなった。
かたや、私自身の実家。
私が育った実家は、なくなりました。
別の記事で書きましたが、父の死後、母1人で維持が難しくなったため、土地と家を早々に売却したんです。不動産市場は先行き不透明なので、私としては「売り抜けた」と言いたいぐらい大正解だったと思っています。
母はいま、生活に便利な場所にあるURの賃貸で1人暮らしをしています。高齢者の1人暮らしでも入居できたので助かりました(民間の賃貸は何軒も断られた)。狭くなったので、最近はウチの一家が泊まりがけで帰省することもなくなりました。年2回、顔見せに日帰りで行く程度。
こうやって、家族もいろいろ変わっていきます。