ヒアリの報道は最近すこし落ち着いてきたようですが、ブームのように報道が過熱するたび思います。
毒のある生き物、けっこう身近にいるのになあ、と。
この間はヤマカガシがニュースになりましたが。
そこで今日は「アオバアリガタハネカクシ」について。
ネットを検索すれば、関連するページがたくさんヒットします。
それだけ目にしやすいのでしょう。夏はよく明かりに飛んでくるとのこと。
(ただ私は、幸い今まで1回も遭遇したことがありません。生活環境は、新興住宅地住まいや郊外の住宅地住まいです)
体長は数mm。体は細長く、アリとハサミムシの中間のような形。色は、黒とオレンジのしましまです。
こんな小さな虫にどんな毒が?
体液が皮膚につくと、水疱を伴うひどい皮膚炎になるんです。
「線状皮膚炎」と呼ばれています。それが「やけど虫」という別名の由来です。
日本臨床皮膚科医会-ひふの病気 (線状皮膚炎の解説)
体液が皮膚についてから発症するまで時間がかかるため、この虫によるものと気づきにくいとか。
小さい虫ですが、「この虫かも?」と思ったら、決してたたきつぶしたり乱暴に払いのけたりしないよう、気をつけた方がいいでしょう。
Photo by 写真素材 足成