ネットにどっぷり漬かった毎日を過ごしています。
ニュースなど、さまざまな記事もネットで見ることがほとんど。
でも、ネットの記事はおそらく、「あなたにおすすめの記事:」みたいに、閲覧履歴から「興味ありそうな記事」が勝手に選択されて表示されることが多いと思うんですよね(詳しくは知りませんが)。
そうなると、存在すら知らないことはずっと知らないままになる。
閉じた世界の中で生きていくことになってしまいそうです。
ネットでは世界が広がらない。
ネットは、世界に開かれているようで、実はどんどん閉じていっていると思うのです。
※そういう意味で、ツイッターで自分のフォロワーの「いいね」が自分のタイムラインに表示される機能は、「他人の世界」が垣間見えるようでちょっと面白い。
私は古い人間なので、世界を広げるという意味で、従来からのメディアが結構好きです。新聞とか雑誌とか、ラジオとか。
興味のない新聞記事でも見出しぐらいは目に入りますし、自分からは絶対聞かない音楽がラジオからは流れてきます。なので車を運転しているときは、もっぱらラジオを流しています。
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そんなことを思っていたら、しばらく前のラジオでしたが、40年前の音楽が流れてきてびっくりしました。
ゲストが音楽を紹介する、といった内容のコーナー。その日は、ゲスの極み乙女。のベーシスト、休日課長さんの回でした。そこで紹介されたのが、1970年代のプログレッシブ・ロックバンドの1つ、イエスの「Roundabout」。
休日課長さんは、イエスを聞いて「既成概念に囚われる必要がないんだと思った」というようなことをコメントしていました。
アニメ版「ジョジョの奇妙な冒険」のエンディングに使われたようですね。この記事を書くために調べて、はじめて知りました。
クリス・スクワイアーのリッケンバッカー製ベース、当時コピーモデルがグレコから発売されていて、欲しかったなあ。
当時のプログレッシブ・ロック、兄の影響で他にもエマーソン・レイク&パーマーとかキング・クリムゾンをよく聞いていたのを思い出しました。解散直前のキング・クリムゾンが特に好きで、前衛的な「わけのわからなさ」が中二病的心理にぴったりでした。
King Crimson - Larks' Tongues In Aspic, Part Two - 1973
イエスの曲をラジオで紹介していた休日課長さん、今はゲスの極み乙女。のほかにDADARAYというユニットを始めたとのこと。年に1枚ぐらいしかCDを買わない私ですが、珍しくミニアルバムを買いました。
収録曲では、 休日課長さんのかっこいいベースが前面に出ていなかったのがちょっと残念。
ラジオで思いがけず懐かしい音楽と再会し、新しいアーティストのことを知ったというお話でした。