今朝のNHK「おはよう日本」で放送されていましたが,長野県松本市発祥の「30・10運動」が各地に広がっているとのこと。
「食べ残しを減らすために,宴会の最初の30分と最後の10分は,幹事が主導してしっかり食事をしよう」という運動です。
それによって食品のムダが減り,ごみ処理費用も削減されます。
食べ残しは本当にもったいない。
私も前々から思っていました。
私の辞書に「ごはんを残す」という文字はないのですが,そんな私からすると,懇親会などで残る料理の数々は本当に耐えられません。
忘年会や新年会など,ある程度小規模の飲み会ならまだいいでしょう。
私の経験では,いちばんもったいないのは,ホテルなどで開催される立食での懇親会。
そもそも「懇親会」ですから,参加者は,挨拶回りをしたり話をしに来るわけです。食べるのが第一の目的ではない。
なので,着席の場合はもちろん立食の場合は特に,料理が全然減りません。
こんなちゃんとした料理なのに……残ったらみんな捨てられるんだろうな……
ああもったいないもったいない……とは思うものの,私だって全部を食べきれるわけありません。
ホテルや宴会場は,どうかもっと料理の量を減らしてほしい。
ただ,そうするとコース単価を下げなければなりませんから,売上が減ってしまう。
料理の材料費は3割と言われていますから,7割分の粗利が減ってしまいますからね。
だから,ゴミになることは承知で,ある程度の量と料金を設定するのでしょう。
主催者・参加者はゴミになるものにお金を払っているわけですが……。
さらに,その参加費も,自腹じゃなく会社・団体持ちの場合があるから複雑です。
この松本市発祥の30・10運動,各地に広がっているそうです。
私が住んでいる自治体でも,少し名前を変えて,同じようなことをPRしています。
お客の側も飲食店やホテル・宴会場の側も,食材がムダにならずゴミが増えない方法を考えてほしいものです。
Photo by 写真素材 足成