先日も、自転車に乗った小学生と高齢者がぶつかる交通事故のニュースがありました。
大人はもちろん子供が乗った自転車でも、歩行者とぶつかると大きな事故になる可能性があります。
損害賠償が高額になることも。
なので、今の時代、そういうリスクをカバーする保険に加入することは必須です。
自転車事故をカバーする保険には、何がある?
自転車事故をカバーする保険を選ぶとき、注意しなければならない点があります。
それは、
- 自転車に乗っている自分のケガが補償されるのか、
- 自分が自転車に乗って他人にぶつかったとき、相手のケガに対する損害賠償がカバーされるのか
です。
任意の自動車保険に特約で付けられる「自転車傷害特約」のような名前の特約は、自分のケガを補償するものが多い印象があります。
それに対して、相手のケガに対する損害賠償がカバーされるのは、個人賠償責任特約という名前になっているのではないでしょうか。単独の個人賠償責任保険という保険もあります。
個人賠償責任保険とは。
ざっくり言うと、他人のモノを壊したりして損害賠償責任を負った時に、その費用をカバーしてくれる保険です。
特徴その1:掛け金が安い。
単独の保険ではちょっと思い当たりませんが、とあるクレジットカードの広告で、「特約として追加する場合1ヵ月500円」(=年6000円)というのを見かけた記憶があります。
私が現在加入している自動車保険(セゾン自動車火災保険の「おとなの自動車保険」)には、年額1600円程度でこの特約を付けることができます。
特徴その2:1つの契約で家族全員がカバーされる。
家族のうち誰か1人の名義で加入していれば、家族全員(同居家族と別居の未婚の子ぐらい?)がカバーされるものが多いと思います。
特徴その3:いろいろなものに特約としてついていることがある。
上記の通り、私の場合は任意の自動車保険に特約として付帯されています。
以前は、PTAが斡旋している総合的な保険に個人賠償責任特約が付いているため、子供1人の名義で加入していました。なので逆に、それと気付かずに保障が重複する可能性もあります。
注意すべき点。
どんな賠償責任でもカバーされるわけではないので、最初によく調べておいた方がいいでしょう。
私が以前加入していたPTA斡旋の総合的な保険に付帯されていた個人賠償責任特約では、「学校の授業中・部活動中に他人に及ぼした損害は補償対象外」ということになっていました。学校管理下にあるから、という理由です。
記憶にあることだけでざっくりと書いてみました。
個人賠償責任保険のことを知らなかった方。これを機会にぜひ調べてみてください。
特に、小さいお子さんや小・中学生、高校生のいる方。自転車の大きな事故でなくても、たとえば駐車中の車に自転車でキズをつけた!なんていうときにもカバーしてくれる保険ですよ。
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