フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

田中圭一 著『うつヌケ』。今うつの人,「自分は関係ない,大丈夫」と思う人,どちらも読んでほしい。

 

『うつヌケ』(田中圭一 著,角川書店)を読みました。

近所の書店でも平積みで売られていましたし,新聞広告では12万部になったとのこと。売れているようですね。

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うつになった状況やきっかけ,どうして気付かなかったのか,どうやったら抜け出す道が見えてきたか……そんなことが,いろいろな人の例で描かれています。

 

何というか……これだけストレスが多く,先が見えず,変化が激しく,余裕がなくなっている今日,だれでも本書の内容ぐらい知っておくべきじゃないかと思うんですよね。

 

「自分は絶対大丈夫」なんていう人はいない。

エネルギッシュでポジティブな人ほど危ない面もある。

むしろ,そういう人ほど,いったん泥沼にはまったら抜け出しにくくなる可能性も高い。

 

ちなみに私,本書に描かれている「脳の表面が濁った寒天で包まれたような,ぼんやりしてしまう感覚」,よくわかるんですよ。うすいもやを通して周囲を見ている感じ。よくない兆候の一つです。

「文字を読んでもちっとも頭に入ってこない」というのも実感があります。

 

集中力ががた落ちになり,長文を読んでも頭に入りにくくなってきたのは,私の場合50歳を過ぎた頃からのような気がします。なので,単なる加齢とか,あるいはもしかしたらLOH症候群(男性更年期)の可能性もあるんじゃないかと思っています(検査などは受けていませんが)。

 

田中先生お得意の手塚治虫の絵柄で全編が描かれた,読みやすい本です。

ぜひ手にとってみてください。

 

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

 

 

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