フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

『マンガでわかるオトコの子の「性」』。男の子が小学校高学年になったら用意し、渡すタイミングを計るといいかも。

 

NHK Eテレ「ウワサの保護者会」を見て。

 

先日のNHK Eテレ「ウワサの保護者会」を見て、忘れていたことを思い出したような気持ちになりました。

 

nshufu.hatenablog.com

 

男子に対する性教育についての内容です。

そうだよなあ。こういうことってホントに大切。不確かな、間違った知識が勝手に入るにまかせてちゃいけない。もしかしたら息子が女の子を傷つける側に回ってしまうかもしれない。

 

そこでさっそくamazonを検索し、番組に出演していた村瀬幸浩さん監修の本を入手。読んでみました。

 

さっそく、『マンガでわかるオトコの子の「性」』を入手。

 

マンガでわかるオトコの子の「性」書影

 

ひとことで言えば、充実した内容でした。

私が子どもに最低限伝えたいと思っている包茎や亀頭包皮炎の話もありますし、それ以外に、マスターベーション、恋愛、セックス、避妊についても。

 

LGBTについてひとつの章で詳しく取り上げられているのは、現代ならではでしょう。この章の内容は、大人でも知らないことが多いはず。

巻末には、参考書籍と関連団体・サイト一覧もつけられています。

 

性や体に関する個別の知識の説明だけでなく、男子が女子とお互いを尊重しながらよい関係を築くためにはどうしたらよいか、そしてその中で自分の体や欲求とどう向き合っていけばよいかを知り、考えてほしいという著者の願いがよく伝わってくる本。

 

(ただし、リスカに関する章とスマホ・ネットの使い方に関する章は、本書のテーマとは少しずれているような気も。)

 

夢精についての記述がなかったのが残念。

 

それと、夢精に関する記述がないのが残念でした。「これは自然に起きてしまうもので、病気や異常ではありません。おねしょとも違います。朝パンツが濡れていたら自分で洗って洗濯機に入れておけばいい。母親は、知らん顔をしてあげてほしい」といった程度のことは、最低限書いておいてほしかった。

 

(2018.6.21追記)

改訂版が出ます!

 

夢精の記述も追加されるとのこと。おそらく何も知らない男の子がびっくりして困ることが多い1つだと思うので、追加はうれしい。

 

ところで、「おねしょ 夢精」で検索してこのページを見に来てくれる人がいるようなので、少し詳しく書いておきます。

 

夢精とは、寝ている間に、何もしていないのに射精してしまうこと。夢を見ているときのこともあります。あっと思って目が覚めたときにはもうパンツが濡れている、そんな現象です。

 

繰り返しになりますが、これは病気ではありません。悪いことでもありません。だから、このページを見ている小学生や中学生の男子は心配しないでください。男ならだれだって経験あることです。

 

パンツが濡れているといっても、おねしょとははっきり違います。

おねしょの場合は、パンツはびっしょり。パジャマの表面まで染み、シーツや布団まで濡れることも多いでしょう。

夢精の場合、精液には粘度があるし量も少ないので、それほど染みません。パジャマまで染みないのはもちろん、パンツの表側にさえそれほど染みていないこともあります。それと、特有のにおいがあるのではっきり区別できます。

 

ですから、「あっ、やっちゃった!」と思った男子は、知らん顔をしてパンツを洗い、洗濯機に放り込んでおきましょう。

そしてお母さん方にもお願いです。もしそんな様子に気付いても、気付かないフリをしてあげてください。

 

性教育、「寝た子を起こすな」?

 

性教育については、「寝た子を起こすようなことをするな」という意見もあるかもしれません。

でも、今の時代、子どもが性に関する情報に触れないということはありえません。

寝た子を起こしたくなくても、もう「すでに起こされちゃっている」んです。

 

学校では、薬物やアルコール、喫煙に関する指導はかなり頻繁に行われています。

飲酒・喫煙については、小学生の既成のペーパーテストにも出ています。昔、ウチの子が持ち帰った既成品のテストに「親類のおじさんからお酒を勧められたらどうする?」といった設問があったことをよく憶えています。薬物に関する啓発パンフレットも、年に1回~数回配付されています。

 

ところが、性教育はどうでしょう? 少なくとも男子向けのものは、小学校ではなさそうですし、中学・高校の保健の授業内容も期待できなさそうです。それでいいのでしょうか。

 

この本、おすすめします。

 

同じ男として、息子にどうやって話そうかと考えているおとうさん。異性のことなのでどうしたらよいかわからず困っているおかあさん。この本は、どちらにもおすすめです。

 

お子さんが小学校中学年・高学年になったらあらかじめ入手しておき、お子さんの性格や精神年齢に応じて、タイミングをはかって渡してはどうでしょうか。

子どもの知識や性格、発育はさまざまですから、目の前のお子さんの状況に合うかどうかは、保護者自身が判断する必要があるでしょう。

ちなみに、このマンガに出てくる主人公の男子は中学2年生の設定ですが、精通は小6前後ぐらいからが多そうな気がします。中学生になると年代的にも難しくなってくるでしょうから、渡すとしたら小学生のうちがいいのではないでしょうか。

 

ウチの末っ子はもう高校1年になってしまっていますが、今度「これも必修科目ね!^^」とサクッと渡そうと思っています。

 

(追記)ウチの高校生に渡すミッションも完了!

 

(2016.3.24追記)

末っ子に手渡すミッション,完了しました!

いつも無口でシャイな息子,本当にいらないものなら「えーっ……」と言って受け取らないんですが,今回はにこっと照れくさそうに(あるいはニヤニヤしながら?)受け取ってくれました。全くそんなそぶりは見せませんが,エッチなことには絶対興味あるはず。1回読んでくれるだけで、必ず役立つと思っています。

  

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