もう50歳を過ぎている私ですが、血圧も肝機能検査値もコレステロールも正常。
血糖値に関する指標の値も正常。年1回の心電図も異常なし(どれも献血で調べてくれます)。
こういった検査項目にどこも異常がない人は、私のような年代ではもしかしたら少数派なのかもしれないな…と思っていますが、そんな私にも、持病と言えるかもしれないものが、1つだけあります。
しゃっくりです。
しゃっくりが持病?
「そんなの別に普通じゃん」
「止める方法だっていくらでもあるし」
……
でも、私のしゃっくりは、ちょっと普通と違うんです。
止めても止めても再発する。
なにより、一度起きると数日は止まりません。
ときどき「しゃっくりが○日続くと死ぬ」なんていう話がありますよね?
もしそれが本当なら、私はもう何回も死んでます。
(なので、しゃっくりが止まらない方は安心してください)
「数日は止まらない」と言いましたが、どういうことかと言うと。
しゃっくりをしたまま寝て、起きたときにはしゃっくりをしているんです。
冗談みたいですが、本当です。
(起きたときかろうじて止まっていることもありますが、朝食を食べるなどで再発します)
昔は、止めようといろいろやってみたこともありましたが、あまりに効果がないので、最近は何もしません。忘れた頃に止まるのを待つだけです。
しゃっくりが重症化すると。
そんなしつこいしゃっくり。
しゃっくりがひどくなると、どうなるか想像できますか?
しゃっくりは、横隔膜の痙攣です。
「ヒック」の「ヒッ」で横隔膜がひきつって、「ク」で戻る感じ。
ところが、しゃっくりがひどくなると、連発になることがあります。
連発と言っても、「ヒック、ヒック、ヒック」ではありません。
2連発だと「ヒッヒック」。
3連発だと「ヒッヒッヒック」。
するとどうなるか。
横隔膜が引きつっている間、息ができません。「ヒッ」が続いている間は息が止まってしまうんです。
今から20年近く前、ヒッヒッヒッヒッヒッという5連発とか6連発が何回か起きたことがありました。
窒息するかと思い、夜間でしたがさすがに総合病院に電話してしまいました。
それで何と言われたかというと。
「明日まで続くようなら来てください」
……
おそらく、変な患者だと思われたのでしょう。(そりゃそうです……)
でもこっちは切実、必死だったので、電話を切ったあと「こっちは息が止まりそうなのに!何なんだあの対応は!」と頭に来てしまいました。
ところがそのおかげで、めでたくしゃっくりは止まりました。
しゃっくりを止めるためびっくりさせるという古典的方法がありますが、やはり精神的刺激はしゃっくりを止めるのに有効なのでしょう。
しゃっくりの原因(私の場合)。
母に聞いた話では私は子どものころからしょっちゅうしゃっくりをしていたらしいのですが、そんな長いつきあいなので、私のしゃっくりの原因はなんとなくわかっています。
- 睡眠不足。
睡眠不足だとしゃっくりが起きやすいようです。 - 精神的ストレス。
- お腹の調子。
便秘がちだったり、お腹の調子がイマイチでガスがたまっているようなときは起きやすい。きっと、腸が胃→横隔膜を圧迫して刺激するのでしょう。 - 誘因になる食べ物。
例えば片頭痛なら赤ワインやチョコレートなど、誘因になる食べ物があると言われます。それと同じように、私のしゃっくりの場合、かなり引き金を引きやすい食べ物があります。
それは、マカロニサラダ。
私はマヨラーなのでマカロニサラダが好きだし、よく作るんですが(簡単にできる1品なので、作る立場としてありがたい)、ついつい食べ過ぎるとかなりの確率でしゃっくりが起きます。
マカロニには穴があって空気が多いので、早食いすると空気を飲み込みすぎて胃がふくれ、横隔膜を刺激するんじゃないかと想像しています。呑気症という言葉もあるぐらいですしね。
しゃっくりが出ているときは、食事や会話(声を出すこと)が悪化や再発のきっかけになりますが、それも、空気を飲み込むこと・息を吸うこととしゃっくりが関係あるからでしょう。
なので、しゃっくりが続いたら、早めに寝て、お腹の調子を整え、次回マカロニサラダを作ったときは食べ過ぎないようにしようと反省しています。反省しても、やはりついつい食べてしまうんですが……。
こんなこともあるよ、というお話でした。
おつきあいいただきありがとうございました。
ところでなぜ今日こんな記事にしたかというと、今日の夕食にマカロニサラダを作ったからです。
やはりついついムシャムシャ食べてしまいましたが、幸い今回は、今のところしゃっくりは出ていません。