マニアックな記事を続けていますが。
小中学校の入学式・卒業式のPTA会長あいさつ・祝辞の内容について書いてきました。
- 過去の原稿を入手し,
- その構成・内容を参考にして,
- 言うべきこと・言った方がよいこと・言わないほうがよいことを考えて原稿が出来上がったら,
本番で読み上げる紙の原稿を作りましょう。
紙の原稿,どんな形態がいい?
どんな形に用意すればいいでしょうか。
A4コピー用紙にプリントアウト? 行事にはちょっとふさわしくありませんね。
それでは,式辞用巻紙は?(そういう呼び名なのかな)
式辞・挨拶文や目録を,もう1枚の紙にこんな感じにぐるっと巻く形式。
中の原稿部分は,巻物状にしたりジャバラ状にしたりするようです。
こういった形のものを使う方も多いかもしれませんが,欠点があります。
それは,原稿の出し入れに時間がかかること。
演台に立って「礼!」という号令で礼をし,原稿を内ポケットあたりから取り出すわけですが,表の紙をくるくると外して原稿を取り出して……という時間がちょっと間延びします。
さらに間延びするのが,あいさつを終えたとき。
紙に包んで戻すときもたついたり,あわてたり,その何秒かの時間が間延びしたり,「卒業生起立!礼!」の号令のタイミングが難しかったり。
見ていてスムーズでないことが多いです。
こんな形に作ればスムーズ。
そこで私が当時の校長先生から教わったのが,原稿を「小冊子型」に作る方法。
教育委員会などでもこの方法を使っているとのことでした。
こういう形に作るんです。
- 原稿をWordなどで縦書きに作り,コピー用紙に印刷します。
- それをジャバラに折ります。折り目に文字が来ないよう,行間・レイアウトを工夫しましょう。
- 文具店などで綺麗な厚紙(1枚40~50円程度で売られています)を買ってきて,表紙を作ります。
- 表紙の間に,ジャバラに折った原稿を挟んでのり付けします。ジャバラに折ると厚みが出るので,表紙もただ2つ折りにするのではなく,背部分に2mm程度のマチを作っておくと綺麗にできます。
私が実際に使っている様子。(これは卒業式ではなく周年行事の画像ですが)
この形なら,内ポケットからさっと出して読み始めることができ,終わったらさっとしまうことができます。(ところで,私の地元の小学校では,挨拶文を演台の隅に置いて降壇することになっていました。他の地域でもそうなんでしょうか?)
祝辞専用の用紙も販売されているようですが,Wordなどで行間を調整しながら印刷して切り貼りすれば,割合簡単に作れますよ。
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