先日、学校から帰ってきた息子がぼそっと一言。
「ズボンが切れた」
見ると、内股の部分がちょっと擦り切れています。
しまった、あれかぁ。
思い当たるフシがありました。
そういえば、自転車のサドルが破れていたんです。ちょうど股が当たる部分。
それでズボンがこすれたりひっかかったりして、切れちゃったんですね。
交換しましょう。
サドルポストごと交換?
先っぽの大きな破れもありますが、小さい破れ(矢印部分)の方がささくれ立っていて、ちょうど当たる場所でもあり、ズボンが切れたようです。
そこで交換。
じゃーん。予備のサドルです。色が似ていますが別物です。
なぜこんなものがあるのかって?
実は以前フレームが折れて乗れなくなった自転車を捨てるときに、交換用の部品として取っておいたんです。使うことがあるかもしれないと外しておいてよかった。このサドル自体も、もとのサドルが破れたので後で買って交換したもの。まだまだ綺麗でしたからね。
なので、サドルの高さ調整用レバーをぐるぐるまわして緩め、破れたサドルをサドルポストごとフレームから引っこ抜き、こいつを刺せば完了。
……と思ったら。そうはいきませんでした。サドルポストの径が違う!
見にくいですが、破れた方は約27mm。
交換用の方は約25mm。細いんです。
息子の自転車は27インチ、交換用サドルを使っていた自転車は26インチでしたが、自転車によってフレームの径が違うんですね。気付きませんでした。
サドルだけ交換。
なので、サドルだけを交換することに。
ここのナットを緩めればサドルが外れます。
レンチ類は、いつの間にか各種そろっています。
大学の頃から会社を辞めるまでバイクに乗っていたこともあって、ちょこちょこ買い足していったんです。あ、サイズがダブってるのもある……
今回は13mmのスパナが合いました。
スパナにも、かける向きがあります。
すっぽ抜けてスパナを自分の方に飛ばしたり、勢い余って手をケガしないように注意です。(と言ってる自分がちょっと手を滑らせて、軽く手の甲の皮が剥けちゃいました……)
サドルが外れました。
同じように外した交換用サドルをはめて、ナットを締め付ければ交換終了です。
これでまた問題なく乗れます。
実はこの数日前に、後ろのドロヨケの反射板が割れてしまったので、同じように外して取ってあった別の反射板に交換しました。たぶん駐輪場で誰かがぶつかったりしたのでしょう。
通学用自転車、考えてみると車よりもよほど頻繁に部品を交換しています。
例えば車のタイヤは4~5年に1回変えるかどうかですが、通学用の自転車のタイヤは1~2年に1回交換してますから。
なぜそんなに頻繁に交換しているのか?
すぐにつるっつるに減っちゃうんですよ。たぶん、10kg~15kgもの荷物を積んで毎日走っているからだと思います。うちの子どもら、「置き勉」(勉強道具を学校に置いていくこと)をしないんですよね。大きなリュックとサブバッグやエナメルバッグがパンパンになっています(たぶん、電車やバス通学だったら不可能だと思う)。
中学校まで往復6km。娘の高校まで往復9km。
長男と末っ子の高校まで往復12km。
そんな距離を、毎日自転車で走っている/走ってきた子どもらです。
追記:サドルカバーで済ませるという手もある。
破れたサドルに百均のサドルカバーをかぶせて済ませるという手もあるかもしれません。