この時期,子どもがもらったお年玉をどうすべきかが毎年のように話題になりますね。
去年(……じゃなかった,もう3年前か!)ネットを賑わした記事に,こんなものがありました。
- 年齢とともに,金額の相対的価値は下がっていく。
- 大人の場合,貯めておくということは,後で稼ぐ自信がないということ。
ということですね。もっともです。
ウチでは,長男が小4,長女が小1のときから,お年玉は以下のようにしてきました。
まずは回収。
親類などからのお年玉は,最初はぜんぶ私が預かります。
もちろん,私が横取りするためじゃありませんよ。
ぜんぶ記録。
誰からいくらもらったかを,全部記録しておくためです。
逆に,私が親類の子どもに渡したお年玉の金額も,全部記録しておきます。
そうしておくと,誰それには何歳のときいくら渡したということが後でわかるので,便利です。
総額の確定後に,子どもと相談。
もらえる相手からお年玉を全部もらってしまい,総額が確定したところで,子どもと相談します。何を相談するのか? 使い道じゃありません。そのお年玉をどうしたいかです。
- 全部一度にほしい。
- 一部をもらい(「一時金」),残りを12で割って毎月のお小遣いに上乗せする。
- 一部を預金する。残りの一部を「一時金」としてもらい,残りを12で割って毎月のお小遣いに上乗せする。
こんな方法の中から,どうするかを相談して決めさせました。
私から,ああしろこうしろとは言いませんでしたよ。
たとえば長男が小5のとき。
お年玉の総額は2万6000円でした。このうち1万7000円を預金し,3000円を「一時金」として渡し,残り6000円を500円ずつ毎月のお小遣いに上乗せすることにしました。
ウチで私たちが子どもに渡したお年玉は,上記の総額には含めません。最初から子どもの管理にして終了,おこづかいと同じ扱いです。
物欲のない長男,買いたいものが多い長女。
ただ,長男と末っ子は全く物欲がないので,お年玉はもちろん,毎月のおこづかいさえ何も使わず,手元に現金が貯まっていくばかり。
使いすぎも心配かもしれませんが,買いたいものが全くないというのも困ったものです。
※ウチでは,学用品や部活の費用はぜんぶ親が出すことにしているので,そういった用途におこづかいを使う必要はありません。
長女は普通に物欲があり,特に本やマンガが欲しくてしょうがないタイプでした。それでも,一度にもらうと買いすぎちゃって自分でも嫌だということで,上と同じように,預金+「一時金」+毎月上乗せ方式にしていました。
毎月やりくりして,いろいろと買っていたようです。
銀行口座を開設して,銀行というものについて説明。
それよりも数年前,長男が小1のときには,子どもを連れて銀行に行き,預金口座を作りました。
そのときに,
- 預けたお金はどうなるのか? 銀行の金庫にしまわれているのか?
- お金を預けると,利子というおまけがもらえる(今はほとんどつきませんけどね)。そのお金はどこから来るのか?
- 銀行で働いている人の給料はどこから出るのか?
というように,銀行の仕組みを説明してやりました。