子どもがまだすごく小さいときには、家族でどこに出かけるにも何をするにもいろいろ大変だし、気を使いますよね。
(特にこれからの寒くなる季節、人混みに連れ出して病気でももらったら大変だし……)。
もう少し大きくなったら家族で○○に出かけよう、○○に旅行に行こう、……そんな風に考えることも多いと思います。
でも、家族で行動できる期間って、思ったよりも短いかもしれません。
子どもが親と一緒に行動してくれる期間。
おそらく、時間が十分にあるのは、0歳から小学校卒業までの12年じゃないでしょうか。
理由はいくつかあります。
思春期になると一緒に行動してくれなくなる。
旅行のような大きなイベントはともかく、週末の買い物みたいなものにはつきあってくれなくなるでしょう。
部活や塾が忙しくなる。
中学生になると、土曜日には部活や塾が入ります。これがなかなか休みにくい。「休ませててもらえない」場合もあるかもしれませんが、むしろ本人が、いろいろな理由で「休みたがらない」場合の方が多いと思います。
地域のスポーツクラブに所属している場合は、小学校の頃から週末の予定が埋まってしまうこともあるでしょう。
東京近郊で中学受験を本格的にやる場合は、聞くところによると小学校4年から塾通いが始まるようです。とすると、週末を家族で使える期間はもっと短くなりますね。
兄弟がいるとさらに短い期間に。
しかも、家族そろって行動できる期間は、兄弟がいるとさらに短くなります。
家族全員で行動しやすい期間を、上で書いたように、仮に0歳から12歳までとします。
ウチの例で言うと、長男と末っ子の年齢差は6歳。
となると、5人全員で行動できる期間は、末っ子が生まれてから長男が12歳になるまでの6年しかないことになります。
長男が生まれてから最初の6年間は、1人目の慣れない子育て、2人目の妊娠・出産、末っ子の妊娠などが続き、バタバタと過ぎてしまうでしょう。
少しは落ち着いて過ごせたはずの、末っ子が生まれてからの6年間。
ウチは一体何をやっていたのかな……。
家族で外出した記憶。
その6年間を家族で大切に過ごしていたとしても、例えば末っ子の記憶にはほとんど残らないでしょう(6歳までの期間ですからね)。
家族でどこに出かけたことがあるか、子どもたちが後でわかるように、ことあるごとに「証拠写真」と称して写真を随分撮りました。
当時のアルバムを見返すと、忙しかったのによくやったなあと涙が出そうです笑。
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家族写真の整理には、昔ながらの「紙のアルバム」をおすすめしたい。