たまたま見ました,NHK Eテレで放送されている「オイコノミア」。
又吉さん,好きなんですよね。まあそれはともかく。
今日のテーマは「40歳からの働き方」。
番組の内容をざっと書いてみることにします。
========
- 低成長時代のせいもあって大企業の管理職が減っている。2000年から2015年までにポストは3/4になった。
- アラフォー世代としては,将来が見えない。「ロールモデルになる人がいない」。(又吉さんは36歳,ゲストの犬山紙子さんは35歳)
- 今の日本企業は「遅い昇進システム」。入社後10~15年はほぼ同じペースで昇進し,トーナメント方式のように競争し続けることが求められる。これが長時間労働の原因に。(やる気をアピールしないと出世できない)→この状態を「ラットレース均衡」と呼ぶ。
- ここで,「専業禁止」を掲げたシステム開発会社を紹介。社長は「どこでもやっていけるスキルとマインドが必要」と。
- 今の会社システムは入社後のトラックに転勤や残業などの障害が設けられており,それを超えられないと,例えば女性は「マミートラック」に入ることになる。
- なので,これからは,男女にかかわらずもともとの障害を取り除くことが必要。
- 効率よく早く終わらせても会議を早く終えられないのはなぜだろう? 罪悪感を感じない文化が必要。雰囲気を変えるにはやはりトップダウン?
- 数十年の職業生活,同じ仕事を続けるのは難しい。2012年の国家戦略会議で「40歳定年制」という考え方が出された。
- 定年が遅いと,むしろ働くことができる期間が短くなる(定年後に新しい働き方がしにくくなるため)。であれば,新しい環境にも対応できる40歳ぐらいで仕事を見直す考え方もあってよいのでは。
- 今までは若い時に訓練をすれば一生それで持ったが,今後は無理。一生訓練が必要な時代。
========
というような内容でした。
40歳定年については,ちきりんさんの本にも同じような考え方がありましたね。
ちなみに,来週の「オイコノミア」のテーマは「格闘ゲーム」。梅原大吾さんも出演するそうですよ。