さすがに末っ子が高校生にもなると、タイトルのようなことはもうありませんが。
昔は……白状すると、結構ありました。
自分では「叱る」つもりでも、実際には「怒鳴る」「怒る」「キレる」でしたね。
本当に、こういうのって虐待と紙一重。危ないです。
怒鳴っても、子どもには届かない。
大きな声で感情的に怒っても、子どもには「なぜ叱られたのか」は伝わらず、「怖かった」とか「怒られた」とか、そんな印象しか残りません。「叱った」効果はないんです。
感情的な言葉を使うことにより、ますます感情的になる。
どんどんヒートアップしてしまい、悪循環に入り込んでしまいます。余計なことを言い続けることになり、自分でもどうしようもなくなったり。
ですから、なんとかその状態にならないようにしなければいけません。
自分の心の動きを客観的に考えておこう。
やってしまったことはしょうがありません。同じようなことが起きないようにしましょう。なぜそんな言い方をしてしまったのか、考えましょう。
- 子どもが自分の思うように動いてくれない。
- 子どものためと思って一生懸命やっているのに……。
っていう場合が多いんじゃないでしょうか。
それと、これは私の場合ですが、自分がただ
- 眠い。
- 疲れている。
っていう理由だけ、っていうこともあって愕然としました。これに「お腹がすいている」が加われば、ぐずる赤ん坊と同じです。
繰り返さないために私がやっていた方法。
ヤバそうなときは、あらかじめ子どもに言う。
子どもに向かって、「お父さん疲れてるからさあ、もしかすると怒っちゃうかもしれない。だから適当にやめておいて~」なんて言ったりしていました。
ヤバそうなときは、その場を離れる。
これは、相手が大人の場合も有効です。アンガーマネジメントで言われるようですが、とにかく6秒こらえれば感情的な怒りはおさまるとか。物理的距離をとるのはいい方法の1つだと思います。
くすぐりの刑にする。
精神的余裕があるときに限られますが、何か頭にくることがあったときに使えます。
子どもは大喜び。でもやりすぎないように。
子どもに謝る。
相手が子どもだって、こちらが悪いことをしたら謝らなきゃいけません。感情的になるのはいいことじゃありませんから、ちゃんと謝りましょう。
もちろん、謝ればいいと単純に言うわけにもいきません。場合によっては、何十年も覚えているかもしれませんから。私自身、幼児や小学生のころ親に言われたことを今でもよく覚えています。
昔の記憶がつらいものだけで埋め尽くされてしまうか、あるいは数十年後に「親も普通の人だったんだなあ」と思う程度になるかは、日常の親子関係次第でしょう。
そしてもう1つ注意すべき点ですが、「でもお前の/あなたのためだと思って……」なんていうお説教要素を付け加えないこと。
そういう状況にならないように環境を変える。
難しいですけどね…。「怒られるようなことを子どもがしない環境を作る」よりも、「自分がイライラしない環境を作る」方が簡単かもしれません。
あきらめる。
子どもとはいえ、相手は人格のあるりっぱな他人。他人を変えることはとても難しいです(不可能)。ですから、自分が変わりましょう。マイナスの部分に目をつぶり、プラスの部分だけ考える、なんでもポジティブに考える、などなど。
私は、長男のときに疲れ切ってしまったので、考え方を変えました。
でも。
危険なときには、なりふりかまわず、大声でも手でも何でも出しましょう!
あとで、理由を落ち着いてゆっくり説明することを忘れずに、ですけどね。