しばらく前のニュースです。
カップ麺やお菓子が多くて野菜が少ないというのは、調理するための経済的・時間的余裕や知識が少ないからなのでしょう。
ウチではカップ麺はごくたまにしか食べない「ごちそう」なので、家族で出かけて帰りが遅くなったときなど、夕食がわりに「今日はカップラーメン食べようか!」なんて言うと子どもが大喜びしたものです。普段は食べられないカップ麺、どれにしようかと売り場で悩みつづけていました。
実際、カップ麺は袋ラーメンに比べると単価も高いし、腹が一杯になるわけでもないし、まして業務スーパーで売っているような麺類よりははるかに高いし、とても日常的に食べられるシロモノではありません。
野菜は、肉類に比べると費用自体は安くなると思うんですが、サラダ類はともかく、やはり調理が必要になりますからね。
でも魚は…ウチも少ないです。切り身1つが基本的に100円ぐらいで、肉類に比べても高いので、売り場でちょっと考えちゃいます。おまけに、何かで量を増やして1人当たりの魚の量を減らすようなセコいワザが使えない。料理のレパートリーが少ないっていうのもあります。
そんなときの救世主が、サバ缶。
割合安いし、3缶で4人分ぐらいになります。保存もできるし栄養もあり、缶から皿に移すだけで食べられます。
ウチでは、よくトマトソースをかけて食べています。下の画像はサバ缶1缶分。高校生の息子にも十分です。
トマトソース自体もおかずの1つなので、たっぷり山盛りに。
本当は、最後にパセリでもかけるとりっぱな見栄えになるんですけどね。
ピザ用チーズをかけて電子レンジで加熱、溶かしてもおいしい。
<トマトソース> ※トマト缶1缶で作る場合
- ニンニクは1片をみじん切り。
- タマネギは1/4個をみじん切り。
- 鍋に油(オリーブオイルなら本物っぽいかも)を多めに、鍋に垂らしたとき直径10cmに広がるぐらい入れてニンニクを炒め、色がつき始める直前にタマネギも入れて、焦がさないように炒める。
- タマネギに少し茶色く色がつき始めたぐらいで、白ワインを適当に、20~30ccぐらいじゃーっと入れる。
- トマト缶を投入。カットトマト・ダイストマト缶ならそのまま。ホールトマト缶なら一度ボウルにあけて手で握りつぶし、芯とへたを取ってから鍋に入れます。空き缶やボウルにくっついているトマトも、少量の水ですすいで鍋に。
- ちょうどいい濃さになるまで煮詰める(へらでかきまわしたとき鍋底がしっかり見えるぐらいかな)。ぶつぶつ沸騰してガスレンジ周りが汚れるので覚悟してください。
あとは、サバ缶の中身を皿に盛り、トマトソースをかけるだけです。
缶汁にはDHAやEPAがたっぷり含まれているので、私が全部ありがたく飲んじゃってます。
サバ缶にかけるときは、サバ缶自体に塩味が付いているので、トマトソースには塩を入れません。
このトマトソース、いろいろな料理に使えるし、冷蔵庫で保存もききます。
面倒なときは、ニンニクやタマネギを省略し、トマト缶を鍋にあけて油を入れて煮詰めるだけでもそれっぽくなりますよ。