フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

家族の写真や画像は、プリントして、昔ながらの「紙のアルバム」に整理・保存することをおすすめしたい。

 

みなさん、写真の整理ってどうしていますか?

結婚し、さらに子どもが生まれたりすると、写真を撮る機会がすごく増えますよね。

まして今は、デジカメやスマホで枚数制限なくいくらでも撮影できちゃいますから。

(ウチの長男・長女が生まれた頃は、まだフィルムカメラが普通でした)

 

そうやって溜まっていく家族写真。

デジカメやスマホのメモリーカードに入れっぱなしにしていないでしょうか?

私は古い人間なので、写真はちゃんとプリントして、昔ながらの「紙のアルバム」に整理することをお勧めしたいと思います。

 

紙のアルバムのメリットその1:長期保存できる

メモリーカードやCD-R、DVD-Rなどは、数年単位、10年単位で劣化する可能性があります。それに、メモリーカードは、一部に異常が生じたら全部パーになってしまう可能性も。

それに比べて、プリントした写真であれば、何十年経っても、多少劣化はするかもしれませんが見ることはできます。家族写真を改めて見たくなるのは、だいたい2、30年経ってからのこと。ですから、長期保存できるかどうかはとても重要です。

紙のアルバムのメリットその2:選んだものだけを見やすく残せる

デジカメなどが普通になったので、写真の枚数がものすごく増えています。後から見返したくなる「写りのいいもの」だけを選んでおかないと、いい写真が「大量のどうでもいい写真というノイズ」に埋もれてしまって、探し出して見ることが難しくなり、結局は死蔵されてしまいます。

面倒でも、そのつど必要なものを選んで整理しておくことは、後から見返すために絶対必要。紙のアルバムに整理することは、そのために役立ちます。

この「選んだものを残す」とか、「一覧性がいい」という点は、紙ではない画像データのアルバムのようなものでも同じかもしれませんけどね。

紙のアルバムのメリットその3:環境に依存しない

紙のアルバムは肉眼で見るだけですから、見るために何の「道具」も必要としません。

 

ところがデジタルデータだと、見ようと思ったときに、その古いメディアを読み出せるかどうか(インターフェースなど)が問題になります。読み出すための機器(パソコンやスマホなど)も必要。

数十年後に見ることを考えると、そのときまでデジタルデータを読み出す環境を維持するのは大変そうです。

例としてわかりやすいのが、VHSテープに録画した過去の映像。VHSデッキがほとんどなくなってしまった現在、見ようとするとおそらく結構大変ですよね?

 

画像データをクラウドに保存している方もいると思いますが、そのサービスははたして数十年後まで続いているでしょうか?

 

紙のアルバムのメリットその4:万一のときも取り戻せるかも?

東日本大震災のとき、津波で水没した写真類はちゃんと回収され修復されたという話があります。これも、誰がみてもそれとわかる紙の写真だからできたことで、デジタルデータだとこうはいかないでしょう。もちろん、修復・復元も難しいはず。

(この点については、データをクラウドに保存しておけば安全ですが。)

 

……こんな考えで、私は家族写真を全部、昔ながらの紙のアルバムに貼っています。

しかも、夫婦と子どもそれぞれのアルバムに分けて、です。

夫婦用には、家族全員のものを。

子どもそれぞれ用には、各自が関係するものを。

 

ひとこと付けておきたい写真には、メモを付けるようにしています。

以前は細長い紙片にひとこと書いて一緒に貼っていたんですが、非常に手間がかかるので、数年前からは、(ちょっと見栄えは悪いですが)写真に修正テープを直接貼って書き込んでいます。こうしておくと、どんなときに撮影した写真かが後からわかっていいですよ。

プリントした写真に修正テープを貼ってメモを記入。 ← こんな感じです。

 

そして、子どもが下宿することになり家を出るときには、各自のアルバムを持たせています。

長男と長女には3冊ずつ、重ねると15cm以上ありそうな、重くてかさばるアルバムを渡しました。

 

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台紙を足しているので、パンパンになったものばかり。6冊分減ったので、すきまができました……。

 

家族の人数分のアルバムを作るこのやり方は、私の父がやっていた方法です。

私の手元にも、私が生まれた頃からのアルバムが3冊残っています(そういえば冊数も同じだ…)。

このアルバムのおかげで、50年以上も前の私の誕生祝いの風景を今でも見ることができます。

50年前の写真だって、プリントされているからこそ簡単に見ることができます。