フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

フリーランスは「働き過ぎ」に注意。

フリーランスの身にとって,「仕事があるかどうか」は最重要関心事の1つです。

仕事がなければ収入ゼロですからね。どうやって仕事を継続的に確保するかに心を砕いている方も多いでしょう。

 

でも,例えばですが,逆の場合だったらどうでしょう。

「仕事がいくらでもある」状況に置かれたら?

 

あるだけの仕事を,目一杯受注しようとするのでは?

だって,やればやるだけ収入になるんですよ。

儲かるんです。金になるんです。

「仕事が常にあるとは限らないから,仕事がある今のうちに目一杯やらなければ」と思うのではないでしょうか。

 

でも,もしそんな状況になったら,働き過ぎには要注意です。

 

「やればやっただけ稼げる」というお金の威力は強力です。

 私がフリーになった理由のうちの1つは,まさにその「やればやっただけ収入になる,わかりやすい仕事の方がいい」というものでした。

nshufu.hatenablog.com

ですから,目の前の仕事をあえて受注せずによく選ぶ,セーブするという考え方には,なりにくい。

また,仕事を発注してもらえるということは,「自分が評価されている」という嬉しい感覚につながります。自分の仕事の業績を判断する一番わかりやすいモノサシも,売上です。そういう点からも,目一杯受注する方向に向かいやすい。

 

さらに,「仕事をしている」ということは,免罪符や大義名分として非常に強力です。会社員でもそんな考え方になりやすいものですが,フリーランスならなおさら。「フリーで稼ぐのは大変なんだ。仕事を全てに優先させて何が悪い?」というわけです。

 

周囲も,「働くな」とはあまり言ってくれません。「仕事だから」「仕事があるから」という錦の御旗に対して反論することは,とても難しい。ひとり暮らしならもちろん,奥さんや彼女や家族がいても、誰もなかなか止めてくれません。

 

そして,「仕事があるんだから仕事をして何が悪い?」という考えがもっと進行すると,仕事に逃げるようになります(サラリーマンでもそうですね)。本来やるべきこと,短期的には急ぎではないけれども長期的に必要なこと・やっておいた方がいいこと,面倒でやりたくないこと,そういったこと全部に目をつぶり,見えない振りをして、とりあえず目の前にある仕事、日銭稼ぎに逃げるようになります。

 

そんなことが続くと,健康はもちろん,いろいろな意味で自分や家族の生活と将来に影響が及ぶかもしれません。

 

その仕事は自分にとっていま本当にやるべき仕事なのか、そうでないのか。他にやるべきことはないのか。

収入(売上)が作業時間に比例するタイプの業種の人は,そんな可能性もあるので気をつけてくださいね。