フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

フリーランスを都合よく囲い込もうとしても,無理。

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上記記事を読んだ感想です。

そりゃそんな会社,いいとこ取りしようとしてるだけでしょ。

業務が発生したときに、「いつもの人」が必ず請け負ってくれれば、事情もわかっていて背景など説明も不要でしょうし、発注側としては楽ですからね。

 

業界が違うので,私はあからさまにそういう話をされたことはありませんが,ソフト開発みたいな方面だと多いんでしょうか?

 

"100%、うちの仕事をしてくれ"

"他の会社の仕事は断ってくれ"

こんなことを言われたら,少なくとも希望する定額の報酬を保証してもらえなければやってられませんが,おそらくそんな保証はするわけない/できないでしょう。仮に定額が保証されるとしても,実際にフル稼働したよりも随分安く抑えられてしまいそう。

いずれにしろ、時間的自由がなくなるならイヤですけどね。

 

"週5日、常駐してくれ"

こんなのありえません。フリーランス/個人事業主にこれをさせるなら,体のいい人件費削減,つまり社員として抱えるのは大変だから個人請負の形にしようということでしょう。社員でなければ,給与を保証する必要も社会保険料を負担する必要もなく,解雇規制の影響も受けませんからね。

nshufu.hatenablog.com

自由に働きたくてフリーランスになった人が,そんな働き方をするわけがありません。むしろ、社員よりも不利になってしまいますしね。

 

 正直,仕事を常に回してもらえるなら収入も安定するし,営業努力も必要なくなり,仕事の効率もよくなるんですが,それと引き替えに何を失うかです。

 フリーランス/個人事業主は,自由業のようであっても不自由だし,仕事が集中すれば体力的に大変,仕事がなければ精神的に大変なのは宿命です。

 

 私の場合は,特に約束をしたわけではありませんが,取引先1社が常時大量に仕事をまわしてくれたおかげで,他社との取引が全くできない状態がずっと続いていました。

最初の引用記事にある

"2.他の仕事ができないことによるスキル獲得、人脈のデメリット"

があったのは確かですが、時間や場所の拘束はなかったので、自宅で自由に仕事をして稼がせていただきました。

「ここからはずっと仕事をもらいたい」と思えるような発注元であれば、多少の無理は聞いて対応しようと思うし、もちろん受注するこちらだって、取引先に対してそれなりのもの(価値)を提供できるようでなければいけません。お互いにメリットがなければ、いい関係を続けることは難しいと思います。