保育園の保護者会や小学校以降のPTAで10年以上,いろいろな行事のあいさつをやってきました(ほとんど「あいさつ係」みたいなものでした)。
そんな中でいつも気をつけていたこと。
他の方のあいさつを聞いていて,気になってしまうこと。
いろいろありますが,そんな中で特に一つだけ書いてみます。
どうしても気になってしまう「言葉」があるんです。
行事のあいさつでは,聞き手は当然,
・子ども
・先生方
・保護者
の3種類ですから,それぞれに対するメッセージを組み合わせてあいさつすることになります。
その中で気になるのが,保護者をどう呼ぶか。
たまに,「ご父兄のみなさん」なんて言う方が今でもいらっしゃいます。
これはやめた方がいい。
「父」「兄」なんていつの時代ですか,っていう感じです。
子どもに向かって話すときに「おとうさん,おかあさん」というのもイマイチ。
言葉狩りをしたいわけではありませんが,そういった言葉を使う方は,今の家族の多様性や問題についてあまり考えていないんだろうなと想像してしまいます。
ではどう言えばいいか?
私は,保護者に対するメッセージの部分で使うなら,
「保護者のみなさん」,
子どもに対するメッセージの部分で使うなら,
幼稚園・保育園なら「おうちの方」,小学生以上なら「ご家族」にしていました。
運動会のあいさつなら,
「おうちの方も楽しみに見ています」「ご家族も応援しています」
といった感じですね。
もちろん,事情があって肉親と生活していない子どもがいるのも確かですから,ご家族でもまだ不十分かもしれません。