もちろん、昔から「就職活動」っていう言葉はあったけれど、就活就活と言われるようになったのは割合最近のことなんじゃないかな。
で、この「就活」っていう言葉が記号化してあまりに氾濫するおかげで、その意味そのものについてあまり考えることなく、その先、つまり「いつから」とか「どうやって」とか「どこに」とか、「就活」の具体的内容にばかり考えが向かってしまっているんじゃないかと。
そもそも「就活」っていうのは「就職活動」であり、「就職」というからには民間企業に就職するための活動っていうわけだ。
では、大学を卒業したら必ず民間企業に就職しなきゃならないものなのか?
そもそも、大学卒業後に働くってことを、「どこかの組織に所属する」こととイコールに考えていないだろうか?
「中学校を卒業して高校に入学」。「高校を卒業して大学に入学」。それと同じように、「大学を卒業したから会社に就職」と無自覚に考えてないだろうか。
そして,会社のことを「学校を卒業したら次に所属する組織。入れてもらえば給料がもらえる」ものだ,というように無意識に思っていないだろうか。
もしあまり考えたことがないなら、「働く」ということ、「稼ぐ」ということについて、一度そもそもの根本から考えてみてほしい。
大学そ卒業したらどうするか?
→(1)親のスネをかじって生きる。
(2)自分で稼いで生きる。 → ではどうやって稼ぐか。
(1)自分で事業収入を得る。→ いろんな仕事
(2)誰かから給料をもらう。→ いろんな組織
……なんていうところから。