いつもは、NHKの朝ドラには全く興味ありません。でも今回に限っては、暮らしの手帖社の社長大橋鎮子と編集長の花森安治がモデルですから、さすがに気になっていました。
見始めたのは先週末からですが、「今よりも悪くなることはないじゃない?」というのは、先週ヒロインの小橋常子が雑誌発行を決めたときのセリフです。
戦後の混乱期、失うものは何もないけれど、そう思えば逆に何でもできるかもしれない時代。リスクをとれば自分が思うことができるかもしれない。お金持ちになれるかもしれない。
物資豊かな現代とは全く違うようでいて、でも今に通じるところもあるかも……と思ってしまいました。
はるか昔に読んだまままだ手元に残してある、花森安治に関する本を読み直してみようかな。「主夫」について考えるときには絶対はずせない人です。
『暮らしの手帖』、花森安治の強烈な個性が発揮された、ものすごく異色な雑誌だったんですよね。今はどうだかわかりませんが…。
- 作者: 酒井寛,装画:安野光雅,題字:大橋鎭子
- 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
- 発売日: 2011/09/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大橋鎮子さんは、『すてきなあなたに』の文章から、すごく上品な奥様のようなイメージを持っています。これも好きで、むかしハードカバー版を持っていましたが、手放してしまいました。今はソフトカバーでもいろいろ出ているようですね。