20代の終わりに会社を辞めたことは、もう結構長くなった現在までの人生を振り返ってみても、大きな冒険だったと思います。
なんでそこまでのことができたのかなあと、ブログの記事を書きながらぼんやり考えていました。
妙なところで勢いがある、極端な方向に振れやすい性格もあったのかもしれません。
でも、書いているうちに、今まで忘れていたことを1つ思い出しました。
小学生だったか中学生だったか、森村桂という女性作家の本のことです。
私の父は本を全く読まない人でしたが、母は、数は少ないものの、ときどきいろいろな種類の本を読んでいた人でした。そんな母が持っていた中にその本があったんです。
題名は忘れてしまいました。一番有名な『天国にいちばん近い島』ではなかったような気がします。小説の『違っているかしら』だったかどうか。今から確かめる気にはなりません…。
その本に、「20代ぐらいに冒険を1つぐらいやらなきゃだめだ」みたいなことが書いてあったんです。なぜか、そのことが頭のどこかにひっかかっていたように思います。
現に、そんな内容を読んだことを今でも憶えているぐらいですから。
それが10年以上経った20代になって、後催眠暗示のように効いてきたのかも? …なんてことはないでしょうが、子どもの頃に読んだ本に強い印象、強い影響を受けてその後の行動が左右されるというのは、ありそうなことですね。