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フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、なりゆきで兼業主夫になって20年以上。生活や子育てその他つらつら考えたことを。

会社を辞めて気づいた,本当にあたりまえのこと。

フリーランス 兼業主夫

 

nshufu.hatenablog.com

※20年以上前の話です。

 

 「30歳になるまでに会社を辞める」という計画通り,29歳になる直前に会社を退職し,後輩に手伝ってもらって引越をして,新しく借りたアパートで新生活を始めました。

 

NHKの朝ドラの時間の頃にのろのろ起き出し,午前は仕事,午後は眠気が起きると仕事にならないので昼寝。

外で子どもが遊び回る声や,その子どもに怒鳴り散らしているおかあさんの声で起きて,夕方になると近所のスーパーまでぶらぶら食料品を買い出しに。そして,新しく買いそろえた料理道具で晩飯を作って食べて。そんな生活になりました。

(その頃買った鉄製のフライパンと中華鍋,それにアルミの厚手の片手鍋2つは,長年の熱で底が変形してしまったけれど,20年以上経った今も現役で使っています。)

ウィンブルドンピート・サンプラスが何事もないように淡々とファーストサーブを決めまくり,バルセロナ岩崎恭子が金メダルを取ったりしたのを,夜中まで生中継で見ていたりしていました。

 

そんな生活を始めて,改めて感じたこと。

 

ある日、街なかに出掛けたときのことです。たぶん役所の手続きか何かの用事があったのでしょう。会社員の感覚が抜けていなかったのか、平日の日中から繁華街にぶらぶらと出掛けることに,少しばかりの後ろめたさ、気恥ずかしさみたいなものを感じたことを覚えています。

「今頃はみんな仕事してるんだろうな…」
「こんな日中、街なかに人なんかいるんだろうか…」

でも、そんな心配には全く関係なく、中心街のアーケードには、さすがに週末ほどではないものの、何事もないようにたくさんの人が歩いていました。

改めて書くのも恥ずかしい全くあたりまえのことですが、当時の私には,「世の中が平日日中に会社に勤めている人だけで成り立っているわけじゃない」なんていうことさえ,実感として全然わかっていなかったのです。

会社を辞めたばかりの私には,その光景がとても新鮮でした。
「会社というところに朝出勤して夜に家に帰る」という,それまでの自分の狭い世界以外のところに、さまざまな人々のさまざまな生活があるんだということを,初めて感じたできごとでした。

「失われた20年」がようやく始まった頃ですから 現在から比べるとのどかな時代だったのは確かですが,それでも本当になんにも知らなかったんだなと思います。

 

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