昨日,踏切の非常停止ボタンについての記事を書いていて,気付きました。
そういえば,公衆電話は?
誘拐・監禁されていた埼玉県朝霞市の女子中学生が保護されたという事件が,昨年ありました。
そのとき役立ったのが,公衆電話。
この事件では,被害者女性が小銭を持っていたため最初に自宅に電話したようですが,では小銭を持っていなかったら?
小銭がなくても,公衆電話から110番,119番などに通報できるんですが,ご存じでしょうか。
公衆電話からの緊急通報に,お金は必要ありません。
110番や119番にかけるときは,お金は必要ありません。
現在,公衆電話にはデジタルとアナログの2種類があります。
- デジタル公衆電話:モノクロ液晶画面がついている。色は緑かグレー。
- アナログ公衆電話:液晶画面がない。色は緑。
これはデジタル公衆電話。
Photo by 写真素材 足成
こちらはアナログ。下に,緊急通報用の赤いボタンが付いています。
Photo by 写真素材 足成
緊急通報(110番,119番,118番(海上保安庁))への通報の仕方:
デジタル公衆電話:
- 受話器を上げてそのまま,番号(110,119など)を押す。
アナログ公衆電話:
- 受話器を上げ,本体についている赤いボタンを押し,番号(110,119など)を押す。
※赤いボタンは,上の画像のようにおつり出口の横にあるものが多いようです。
参考:http://www.soumu.go.jp/main_content/000162017.pdf
(PDFデータです)
でも本当の非常時には,他の方法の方が。
でも実際の緊急時には,公衆電話を探す方が大変ですよね……。
通りがかりの人に携帯・スマホを借りたり,代わりに通報してもらう,あるいはコンビニや商店に駆け込む方がよほど現実的かもしれません。
子どもにもそう教えておいた方がよさそうです。
災害用伝言ダイヤルの練習も。
そして,災害用伝言ダイヤルの使い方も,家族で練習しておいた方がいいかもしれませんね。
毎月1日と15日には,練習用に無料で利用できます。
ところで,この記事を書くためにネットで調べるまで,私はなんとなく
「公衆電話には,非常通報用の赤い小さいボックスが電話機本体と別のところに取り付けられている」と,漠然と思っていたんです。
ところが調べてみたところ,そうなっていたのはダイヤル式公衆電話(青電話,黄電話)の時代。すでに遠い昔のことでした……。